2021.02.18
ライブ配信を検討する場合の重要ポイント~事前確認編~
コロナ禍の影響で、ライブ配信のニーズが非常に増えております。
但し、ライブ配信を専門会社へ依頼すると、事前の確認事項が多く依頼者が労力を非常に使う事も多くなります。専門会社からの指示を受けてから諸々確認作業をするとやりとりが煩雑になりやすくなります。
そのため、これから依頼する前の事前確認で行って欲しいポイントを説明していきます。
事前確認を行わないで、専門会社へ見積り依頼をする金額が中々出ない可能性もあります。
依頼者の方で、事前確認を行った上で専門会社へ依頼する事で、スムーズに話が進むことが多々あります。
配信場所のインターネット回線状況
配信を検討している場所のインターネット回線の有無をまずご確認ください。
確認する内容は以下です。
・有線回線の有無
安定した配信を行うためには、有線回線は必須と言えるでしょう。
無線回線でも勿論配信は出来ますが、帯域が安定する保障が有線回線に比べて低くなります。
また無線の場合、配信PCといつ接続が切れるかわからないという不安もあります。
無線回線しか無い会場の場合は、有線回線がある会場へ変更を検討する事も考えるべきです。
5Gが普及し始めたら、無線でも高画質な配信がお手軽に出来るでしょうが、普及までにはまだ2~3年程度は掛かると思います。
・有線回線の種類
有線回線があると分かっただけでは、実は安心出来ません。
有線回線には、「戸建てタイプ」と「マンションタイプ」の2つに大きく分かれます。
2つの違いを分かりやすく説明すると以下になります。
→「戸建てタイプ」はビルの1家族が専用に使える回線
→「マンションタイプ」はビルの全住民が共用して使う回線
「マンションタイプ」はビルの全住民が帯域を分け合って使うので、当然安定した帯域の保障が望めなくなります。全住民が同時刻にYouTubeを視聴していたらと考えるとどうなるか分かるかと思います。
そのため、 「戸建てタイプ」が一番望ましいです。
・無線で配信するしかない場合
有線回線がどうしても無く、無線でやむを得ず配信する事もあると思います。
その場合は、会場にある「無線LAN」か「モバイルルーター」を持ち込んでのどちらかになります。
安定した帯域を望めないため、配信切断などのリスクを予め認識して頂き、ご依頼してください。
一般公開と非公開のどちらの配信を考えているのか?
配信する公開範囲の内容次第で、利用するプラットフォームが変わってきます。
もちろん「一般公開」と「非公開」の両機能を搭載しているプラットフォームも数多くありますが、「非公開」にするだけで非常に汎用性が低くなるプラットフォームもあります。まずは公開条件を専門会社に伝えて、プロの提案も取り入れてどうするかご検討することも重要かと思います。
想定している予算を率直に伝える
利用する配信プラットフォームによって、予算が大きく変わることがあります。
まずは、想定している予算を専門会社へ伝えることが重要です。
専門会社から予算にあった提案を聞く事が重要です。
以上、3点を事前確認することによりスムーズに見積金額~配信までを行う事が出来る可能性があります。