2021.02.26
動画編集に必要なパソコン性能について
動画編集をするためには、スペックの高いパソコンが必要となります。
ここではどんなスペックが必要なのかを解説いたします。
まず重要ポイントはCPU、メモリ、ビデオカード(GPU)の3つとなります。
それぞれの性能について詳しく説明していきます。
高速処理を担う「CPU」について
動画編集のPCで一番重要なものが、まずCPUとなります。
CPUの性能が高ければ高いほど、処理速度が変わります。
処理速度が高ければサクサクした編集が行えます。
CPUには「コア」と「スレッド」というものがあり
それぞれの数値が高ければ高いほど性能が良くなります。
インテル社のCPUを例に出して比較させて頂きます。
・Core i7 コア4 スレッド8の場合
⇒使用素材の量により変わりますが、そこそこの編集が出来ます。
エフェクトを多数活用すると、処理速度が重くなりストレスになる時も出てきます。
・ Core i9 コア10 スレッド20の場合
⇒基本的にストレスのないサクサクした編集が出来ます。
4K動画も編集可能です。
動画は4K、8Kと次々に容量が大きい形式に進化していきます。
今後も考えてCPUは性能が高いものを用意することが重要となります。
編集ソフトを安定稼働させる「メモリ」について
編集ソフトを安定して立ち上げ続けるためには、大きなテーブルが必要になります。
このテーブルがメモリを指し、テーブルの上で料理(編集)するイメージです。
編集ソフトをadobe premiereで例に出させて頂きます。
カメラ2台分の映像(120分×2本)を編集すると、メモリはだいたい8GB程必要になる可能性があります。エフェクトやテロップ等を入れていくと更に必要になります。
8GBをのせるテーブルが必要になりますので、必要なメモリは最低8GBとなります。
しかし、adobe premiere以外にも色んなソフトやブラウザを同時に立ち上げるかと思います。
8GBのでメモリでは、adobe premiereしかのせられないので、16GBのメモリが最低必要と考えております。
4K動画を編集する時などは、64GBのメモリが必要になる時もあります。
高解像度出力・エンコード処理のビデオカード(GPU)について
モニターに高解像度で映像を映す機能になります。
また、エンコードと言われる処理(変換)もCPUに変わって行ってくれるため
処理速度にも変化が多少おきます。
但し、ビデオカードは使用する編集ソフトによって互換性が生まれます。
adobe premiereであれば、NVIDIAのGeForce( GeForce GTX 1650以上)がおススめです。
以上となります。
その他、読み込み速度を上げるSSDなども重要になりますが、必須では無いため
まずは、CPU、メモリ、ビデオカードが強化されたPCを用意するべきです。
予算としては、最低20万円は考えておく必要がありますので
検討してみてから購入を考える必要があるかもしれません。
それでも、ストレスのない動画編集を考えることが一番重要でもあります。